湿塩法 + 2週間熟成でベーコンを作った。
作ったソミュール液
- 水1リットル
- 粗塩 150g
- 三温糖 70g
- オレガノ スプーン1
- ブラックペッパー スプーン1
- シナモン 微量
- パセリ スプーン1
- 乾燥スライスニンニク 10枚ほど
- ローリエ 2枚
水を沸騰させ、上記を入れて10分煮込んで冷ました。
漬け込み
フォークでざくざくさし、ジップロックのLに全部入れた。2週間寝かす。具体的には5/25開始。
途中経過
- 液体の体積が減ってる気がする。
- 肉の色が赤→桃色→黒
肉の色やつけ汁が濁ってきてるな。大丈夫なのかこれは、、、。 pic.twitter.com/jFGlVhXCqj
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年5月31日
肉の色の変化については、このサイトで学べる。
肉の色が悪くなる = 腐敗じゃないんだなあ > 用語集:ミオグロビン myoglobin:ミオグロビン - 財団法人日本食肉消費総合センター https://t.co/nob7hG4xe2
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年5月31日
2週間ものがこれ pic.twitter.com/pnxBNuU6iu
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年6月8日
塩抜き
ちょうど2週間の6/8(水)塩抜き開始。
狙いとしては、いきなり流水で抜くと、浸透圧がでかすぎて肉に打撃を与えてしまい、冷凍焼けみたいな色になっちまうんでは?と考え、鍋にためてみた・・・が結局白くなるので流水に切り替えた。結果として1時間鍋で水抜き→11時間流水で塩抜きしたが、後述するが、これでもまだしょっぱい感じ。
バラ肉が、鼻を近づけてクンクンすると、少し酸っぱいニオイがして心配だった。
今回は最初は流水なしでまず1時間抜く。 pic.twitter.com/Aem743tJJK
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年6月8日
8時間経過。でかいほうを真っ二つに割って中を一切れ食べてみたら結構しょっぱい。バラのほうのはじっこはすでに味がない。不安なので双方とも昼までいってみよう。失敗して塩抜け過ぎるということもやってみるぐらいの気持ち。 pic.twitter.com/jg72NGIIKG
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年6月8日
乾燥
6/9(木)乾燥開始。とりあえず、「ペットシート」が脱水に使えるときいて、「こまめだワン ライト」をアルビスで買ってきて使ってみたが、ライトはよくなかったようだ。効果が薄い。そして青の色も脂にうっすらついてしまった。(そりゃそーだ。そういう用途に使うものではない。)
次買うときは、「ユニ・チャームさんのデオシート無香料」にトライしてみよう。
そういうわけで、シートにくるんで6/9(木)、6/10(金)の2日冷蔵庫乾燥。途中3度ほど交換した。最後の6/10(金)の夜は、シートなしで冷蔵庫内乾燥。
熱乾
網の上に平置きし、火の入りにくそうな脂のない肉のほうに温度計をさして、2時間乾燥。室温が高く、スモーカーに直射日光があたってることもあって、ほっといても熱そうだった。しかし40℃というのは腐敗する温度だときいていたので、びびって最後は80℃まであげて乾燥してみることに。
時間 | スモーカー内温度 | 肉内部温度 | 注釈 |
---|---|---|---|
開始 | 70℃ | 20℃ | |
15分 | 75℃ | 26℃ | 2段窓をあけて温度調整 |
30分 | 60℃ | 32℃ | 上段蓋しめ |
45分 | 70℃ | 35℃ | |
60分 | 65℃ | 37℃ | 下段蓋しめ |
75分 | 60℃ | 39℃ | |
90分 | 75℃ | 41℃ | |
105分 | 80℃ | 43℃ | 肉から脂がでてる |
120分 | 80℃ | 43℃ |
肉の様子 pic.twitter.com/D1jJvaijzi
— ふぁらお加藤 (@PharaohKJ) 2016年6月11日
燻煙
さくらのウッドを使って、3時間、75℃〜85℃をキープした。結果として3時間後には肉温度59℃がずっと続いていたようだ。
肉の調理温度については 絶対に失敗しない肉料理のコツ!「火入れの科学」-[知識編] : Cooking Maniac が詳しい。まぁつまり、60℃になると肉が固まっていく。
完成
上記の理屈どおり、火がじっくり入った感じのベーコンが完成した。うん。うまそう!だけど、手作り感がない!もっと生っぽいの食べたい!
6/12(日)の今朝、1晩置いたものを焼いて食べてみたが美味しいけどしょっぱい。乾塩法にトライしてみるかなーと感じている。
食品衛生(肉)に詳しい人と話をお伺いしたいのは、肉の内部は殺菌する必要があるのか?ということで、「もしも2週間塩漬けにし、水分も抜けていれば表面を殺菌すればよい」のだったら、肉の表面温度を測定し、そこが63℃で30分 + 燻煙できていればいいはずなので、もっと生っぽくて、手作り感あふれるベーコンを作ることができると思うんだがー。