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そこまでいってもルサンチマンか、足るを知るのは難しい

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「ルサンチマン」ってどういう意味? ときかれたら、私は「虐げられてる側からそれ以外への怒り」ぐらいだと思っていた。例のごとく Wikipedia によるとなにやらこの言葉がでてきた背景なども含めて複雑らしい。

ルサンチマン - Wikipedia

これはおそらく『翻訳できない世界のことば』にでてくるようなあれなんじゃないか。

こういった「これまでと違うものなので造語する、掘り起こして他と明確に区別する」ってのは議論する上では大事だよな。ただの流行り言葉じゃなければいいが。

まぁそういうわけで

ルサンチマン(仏: ressentiment)とは、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことを言う。

が言葉の定義だとして WiLLの2016年1月号、青山繁晴さんの「澄哲録片片 第十一回 沖縄から世界へ 日本の出番」より。

わたしは共同通信政治部の記者の時代に、国会議員という名の政治的人間に接し、もっとも大きな政治的エネルギーのひとつが「俺は正当に評価されていない」というルサンチマン(怨念)だと知った。

うーん。なんとなくわかる。わかるが、「国会議員」なんてもう「一般的にはもう極めてる人」ある意味ヒエラルキーの頂点「ルサンチマンで呪い殺される」ことがあるような人間じゃないのか? もうそこまで達すれば後は仕事してりゃいいだけなんだろうが、やっぱりそこにもまたヒエラルキーがあり、下が上を呪うのか。地獄すぎないか。まぁ青山先生がおっしゃるように、その「呪い」「怨念」をエネルギーに変えられるのならばとてつもなく大きいだろうので人や物を動かせるのかもしれない。

そのエネルギーは…、シスのダークサイド (シス (スター・ウォーズ) - Wikipedia) か。人間足るを知るというのは難しい。

ルサンチマンを持つ人とは「本来の『反動』、すなわち行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」

あああああー。俺ルサンチマン大権現になれるわ。

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