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能登だろうがハンガリーだろうが結局「都合のいい人だけが来て欲しい」のか

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「地方移住希望者が移住元の我々とマッチングするかどうか調査してからきてほしい」というネタがでた。

ありのままに申せばこの話をお伺いしたときには「は? 人が足りなくて困ってるところに、移住希望者がでたとしても地元民が選別したい? 空気読んでから来い? 傲慢にもほどがあるだろう」と感じた。

感じたが、以下のようなニュースがあった(1か月も前の話だが)。

CNN.co.jp : 難民受け入れ9割反対、国民投票は不成立 ハンガリー

(CNN) 欧州にたどり着いた難民を分担して受け入れる欧州連合(EU)の計画について2日、ハンガリーで国民投票が行われ、投票した有権者の90%以上が反対票を投じた。しかし投票率が43.7%にとどまったため、国民投票は成立しなかった。

(なんだ。富山市議会議員補欠選挙の投票率の倍もあるのにね! 富山市 富山市議会議員補欠選挙 結果 (平成28年11月6日執行) )

EUといえば「ヒト・モノ・カネの移動を自由にすればそれらが適材適所に配置され、みんな成長できるはず」という欧州連合だが、結局、全てが低きに流れてしまった。

犯罪者やテロリスト、アナーキストらに「ヒト・モノ・カネの移動の自由」を与えてしまうことにもなってしまい、結局明確によそ者を入れるというのは命や財産の危機を招いている! というのが事実になってしまった。

結果『ながれものを受け入れない、ということが自分たちの生活を守ることにつながる』という風潮になってしまった。

そういう意味では、能登の人も同じだ。ていうかきっと私の地元(= 小松の田舎)も同じだ。「ながれものには 惚れてはならぬ」のだ。

グローバリズムは終わったのか。鎖国することで秩序や繁栄が得られるのだろうか。地域住民による選民の仕組みは、地域住民による既得権益の仕組みなのだろうか。そうなるとコンキスタドールが来たらどうするのか。また500年時を戻さないといけないのか。戻さないためにはみんな武装しないといけないのか。それは軍閥じゃないか。じゃあ1000年以上時が戻ってる…。みたいなね。

1か月も前のネタでタイミングを外してたなと考えていたが、共和党候補のドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利したということで書いた。

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